準備完了、いよいよ明日から始まります

猫見遊山日記

 こんにちは。長野亮之介です。「そこをまがると」展、明日から開催です。
 今日は搬入日でした。この2ヶ月くらい絵を描いてきましたが、具体的な展示の準備は昨日からスタート。昨日の午後クシマさんが我が家に来てくれて、今回描いた絵の額装と、恒例の「地平線カレンダー」の仕分け、封入。いつもながらの手作業です。クシマさんとはかれこれ40年来のつきあいなので、色々と昔話や文明論談義をしつつの作業はなかなか楽しかった。今回は絵の数がそれほど多くないので、すぐに終わるかと思いきや、意外と手間が。夜10時過ぎまで作業し、クシマさんが帰宅した後、今回展示する一枚の絵にデジタルで色をつける作業に着手。結局深夜1時ごろまでかかってしまいました。地平線通信という月報に連載したモノクロの8コマ漫画に色をつけたんですが、アメコミみたいになって意外と面白い。ま、自分で言うのもなんですが。会場で見てください。
 今日は朝10時前にタケダさんが車で来てくれました。荷物を積み込み余裕で出発したのですが、意外と道が混んで、我が家から京橋のギャラリーまでたっぷり1時間かかってしまった。荷を下ろし、そのまま出社するタケダさんを見送って、ギャラリー近所の蕎麦屋で食事。戻るとマルヤマさんが会場に。マルヤマさんは個展を一緒に作り上げてきた先輩で、信頼する相棒です。毎回の個展のコンセプト作りから一緒に考え、案内ハガキ作り、グッズ作り、会場のレイアウト作りなどをしてきた共同制作者とも言えます。

 二人で展示の準備をするうちに、これまた長い付き合いのゼンさん、クシマさん、音楽仲間(酒飲み仲間)のリュウスケさんがきてくれて、それぞれに展示の手伝いを始めます。実を言うと、僕は一昨日くらいから左の腰が痛くて、今日は朝からサポーターを巻いてる状態。この1月くらいから痛い60肩をかばっていることも遠因かもしれない。ともあれ、今までの個展搬入で一番情けない状況でした。だから余計友達の手伝いが助かりました。ありがとう!
 今回メインの絵は昨年フランス旅行に行った際の心象風景(?)を描いた6点。その際に尋ねた美術館の作品に触発され、パリの画家たちの似顔絵をと猫を絡めた絵12点が主な展示です。普段僕は机に紙を置いて絵を描いてきたのですが、なぜか今回はイーゼルに紙を立てて描きました。いつもより絵から距離を置いて制作することが意外と新鮮で、多少絵の雰囲気も違うかも。どうかな?画家たちの絵は風景とは画材も多少変え、違うタッチで描いてみました。
 ここしばらくなかなか会えなかったので、積もる話をしながらの準備作業はいいコミュニケーションの場。口だけでなく手もちゃんと動かしてるから、3時過ぎには概ね形が整います。ティーブレイクを経て細部の詰め。リュウスケさんの息子ショーちゃんも来てくれて和やかムードに。5時過ぎにはユミちゃんと娘のミーちゃんも登場。タケダさんも戻ってきて最後の照明調整作業。6時過ぎには終了し、ご近所の中華料理店でとりあえず準備完了お疲れ会と相成りました。わー、記念写真を撮り忘れた!!
 さて、いよいよ明日から本番スタート。会場でお待ちしております。