再会の日

猫見遊山日記

二日目終了しました。先ほど12時近くに最寄駅に帰ってきたら、なんと地元は雨。東京駅周辺は全然降る気配もなかったのにね。でも日中は晴れて暖かい春の日でした。今日もたくさんの方に来て頂きありがとうございます。昨年の個展以来、一年ぶりの再会という人も多かったのですが、中でも北海道大学時代の友人が突然来てくれたのには驚きました。20歳くらいの頃に一緒に登山をした仲間ですが、学部も違ったのでそれ以来40数年ぶりの再会。僕がイラストレーターになっていることは共通の友人から聞いて知っていたそうですが、たまたまネットで名前を検索したら丁度個展開催中だったという偶然。僕は彼が北海道に住んでいるとばかり思っていたので、「誰だかわかる?」と聞かれて最初はポカンとしました。でもすぐに名前を思い出しました。不思議です。彼はバイオリン弾きとなり、ジャズのバンドなどをやっているとのこと。僕はSNSなどを全くやっていないので、バーチャルにつながるという経験がないのですが、こうして向こうから探してくれて、再会ができるのは嬉しいサプライズです。

 そして今日はもう一件、懐かし再会がありました。昨年、やはりネットで探してくれて偶然個展開催中に来てくれた小学校4年生の時の友人コバです。こちらは50年ぶりの再会でした。昨年はちょっとの時間しか会えなかったので、今日は久しぶりに昔話に花を咲かせようという趣向。閉廊後にやはり4年生以来の友人マイエ君と三人で一杯飲みました。コバは活発でお転婆な女の子で、よく一緒に鉄棒で遊んでた記憶が。僕は本当に記憶力が貧弱なのですが、二人と昔話をしているとどんどんいろんな記憶が蘇ってきました。人の記憶は消えるのではなく、どこか遠い奥にしまわれていて、鍵さえあれば出てくるものです。その上、マイエくんが卒業時の文集を持ってきたものだから、それをネタに笑う楽しい時間でした。文集って大事なんだなとこの歳になって実感です。僕も今度実家に戻って探してみよう。