穏やかな日

わたりの川日記

「わたりの川風見行」三日目終了しました。昨日とうって変わって晴れて気持ちのいい一日でしたが、風が冷たくなって一気に秋が深まりましたね。もう10月も後半。これが普通で、最近までの暑さの方がおかしかったんだな〜。

 今日は訪れる方が少なく、その分ひとりひとりの方とじっくりお話しできました。僕も自分の展示をじっくり見られました。今回のメインである切り絵と背景をちゃんと合体させたのは搬入の前日で、額装したものをちゃんと見る間もなくセッティングとなったので、まだ自分でゆっくり見てなかったのです。並んだ切り絵たちはいつもより色味が明るく、ちょっとアニメの原画っぽい雰囲気もあります。

 会場のモニターでは過去の作品をスライドショーでループ上映しているのですが、描いた時点から時間をあけてみると、自分でも客観的に見られるものです。”なんちゃって水墨画”やら、水彩画、アクリル画、立体など、描いた事を忘れてる作品なども見られます。我ながら、まあ少しは仕事してるなとちょっと感心しました。出来はともかくね。この映像も、相棒の丸山さんが作ってくれたものです。

 ステンドモビールをセッティングしてくれたクシマさんが夕方ごろ訪れ、モビールの支え棒を改良してくれました。モビールはショウウィンドウに飾っているのですが、支えの棒が窓から内側に突き出す構造になっているため、閉廊時には毎回外さないとカーテンが閉められないのです。それを折畳めるように改造してくれました。すごい。こういう細かい工夫を凝らす、それもなるべくお金をかけずにやるのがクシマさんの”天職”のようです。

 昨日、僕の代わりにギャラリーに詰めてくれた友人のタケダさんも夕方に来てくれました。今のところ僕より皆勤賞です。閉廊後は武田さんと一杯やって帰宅。久しぶりに外で飲みました。ギャラリーヒッポはウラハラ(裏原宿)の端っこの方にあるので、近所にはアパレル関係のお店もあり、飲食店も意外とあります。ヒッポでの僕の個展は隔年なので、やるたびに毎回少しずつお店も変わり、面白いです。このコロナ禍でも、この近所のお店はあまり閉店などもなく明けていたところが多いとヒッポのオーナーから伺いました。コロナもこのまま沈静化してくれればいいのですが、こればかりは分かりませんね。