わたりの川日記

「わたりの川風見行」展、本日(10/24)で終了しました。ご来場いただいた皆さま、また、このブログを見てくださった皆さま、ありがとうございました。8日間の期間中天気が悪い日もありましたが、最終の週末2日間は晴れて気温も上がり、よい画廊日和だったと思います。今回は切り絵という技法で描いた絵を中心にしたという点でちょっと異色な個展でした。また、モチーフに鳥を持って来た事で、今までにない感想なども頂き、作者としてもいろいろと楽しませていただきました。近年の個展ではネコをモチーフにする事が多かったのですが、今後もいろいろなテーマを取り上げたいなと思いました。また、「わたりの川」という場所をクローズアップするために書いた地図が、おもった以上に反応が多く、地形とか野生の生き物など、見てくださる方との共通項が広いモチーフは面白いなと再認識しました。

 本日最終日は5時で終了でした。終了時間を待ちきれないように動き出したのは、ゼンちゃん、クシマさん、タケダさん、カミヤさんのいつもの頼もしい助っ人メンバー。相棒のマルヤマさんは仕事のため欠席でしたが、4人が片付けをはじめ、僅か30分ほどであっという間に撤収終了です。システマチックですごい。タケダさんの車で我が家に荷物を運び、その後小平の飲み屋で、タケダ、カミヤご両名とプチ打ち上げをしました。お二人ともに僕は30年来の付き合いなのでいろいろとつもる話に花が咲き楽しい時間でした。

 明日からは購入いただいた絵の発送や荷物の整理などいろいろとありますが、とりあえず今日は8日間を噛み締めつつ寝ます。みなさま、ありがとうございました。

 

わたりの川日記

 おはようございます。いい天気になりました。「わたりの川風見行」、いよいよ最終日を迎えました。本日も12時開廊。終了は午後5時(17時)といつもより少し早いですのでお気をつけ下さい。僕は終日在廊でお待ちしています。

 今朝もまたワカケホンセイインコの声で起こされました。前にも書いたけど全身緑色の奇麗な鳥ですが、声が甲高くて特徴的です。端的に言えばうるさい。ペットとして飼えば声マネとかするのかな?今朝は仕事机の下にモグラも転がってました。我が家の猫は半野生と言いましたが、そのとおりよく獲物を捕って来ます。ネズミや鳥は食べるんですが、稀に獲ってくるモグラは、なぜか食べません。多分堅くて不味いんじゃないかな。実はモグラを人間が捕獲するのはむずかしいとか。穴は縦横無尽に広がっており、罠を仕掛けてもかかりにくいそうです。動物学者の方にそう聞いてからは、見つけた時は冷凍しておいて、知り合いの動物学者の方に渡すようにしています。以前渡した個体をその先生が骨格標本にしてくれたのですが、とても綺麗でした。

 ではみなさま、会場でお待ちしています。よい一日を。

 

 

わたりの川日記

こんばんは。わたりの展最終日前日の今日は、終日晴れて気持ちのいい日でした。たくさんの友人が来てくれていい時間を過ごせました。いよいよ残すところ明日一日。明日も終日在廊予定です。

 今夜帰宅して玄関を開けたら、我が家のボス、ネコのマリモが出迎えてくれました。マリモはこの2日間家にいなくて、エサも食べてなかったんです。普段こんな事はなかったので、失踪しちゃったのでは…と秘かに心配していました。あ〜〜よかった。マリモは今うちにいるネコたち全部のお母さん。2011年にまだ数ヶ月くらいの子猫だったのをカミサンが拾って来たので、今年で10歳。人間で言えば50代半ばくらいの見当だとか。ちょっと変わった毛色でなかなかの美ネコです。今回作った切り絵集「CUTOUTS」にはマリモをモチーフにした作品も掲載しています。うちのネコどもは出入り自由の半野生飼いなので、ときどき失踪したり、事故に遭ったりする子もいるのですが、それも含めて受け入れるつもり。…なんだけど、やっぱりしばらく姿を見ないと心配になります。いやいや、本当にホッとしました。

 

わたりの川日記

 おはようございます。10月も23日。今日はまたお日様が顔を出してくれました。「わたりの川風見行」7日目。明日まで残すところあと2日の開催です。今日も12時開廊、19時閉廊まで僕は終日在廊予定です。お日様を浴びて散歩がてらお寄りいただければ嬉しいです。

 今回の個展タイトルにある”わたりの川”というのは、武蔵野に実在する「野川」のことです。僕の家から自転車なら15分ほど、歩いても30分くらいで行ける川ですが、流域に自然が多く残され、公園も多いのです。コンクリの護岸工事がなされていない区間が長くあり、歩いていてとても気持ちのいい川です。以前からときどき出掛けていたのですが、コロナ禍の昨年秋くらいから頻繁に出掛けるようになりました。流域には多彩な鳥や植物が見られるので、季節には双眼鏡や図鑑を片手に歩き、写真やスケッチをすることも。今回の個展では、この散歩中に実際にであった鳥たちをモチーフに制作した切り絵をメインに、スケッチやこの半年くらいに撮影した写真などを合わせて展示しています。

 意外な事に写真を褒めていただく事もあります。今回展示した写真はiPadPro12.9インチで撮ったものです。僕はいまだにスマホどころか携帯電話も持っていないんですが、昨年一大決心でiPadを買いました。主に絵を描くための画材として使う事が多いのですが、写真画質がとてもいいので、たまに散歩の時に持ち歩きます。画面が大きいため、対象物に向けた時点で構図や色味がわかりやすい。その代わり、大きいので構えにくいのが相当難点ですけどね〜。野川公園内に、自然保護区として観察園が設けられています。このなかにある小さな池塘に映った風景を撮った写真を会場に飾っていますが、僕のお気に入り写真です。水面が静かだったので、一見では映り込んだものに見えないのですが、よく見ると波紋があります。たまたま撮れた一瞬なので、僕の腕ではないのですが…。切り絵だけでなく、写真なども楽しんでいただければと思います。

 今回の個展のために「CUTOUTS」と言う小冊子を制作しました。今回展示した切り絵全10点をはじめ、これまでに作った切り絵を掲載したものです。切り絵をなぜ作るようになったか、どんな意図で作ったものかなどの解説もあります。是非会場でお手に取って見ていただければと思います。頒布価格は1300円です。限定100部なのでお見逃しなく〜。

それでは今日も会場でお待ちしています。

わたりの川日記

 雨の一日でした。予報で分かっていたので、今日はお客さんが少ないだろうなと思い、仕事で必要な本などを持って行ったんですが、思ったよりは来客があり、あまり本を読む時間がなかったのは嬉しい誤算でした。

 会場には切り絵を制作する際に使った色紙やトレーシングペーパーの残りを展示しているのですが(ブログ4日目の記事参照)、今日来てくれたソースケさんがそれを見てとても面白がってくれました。しまいには「切り絵本体より、こっちを額に入れて飾るべきだよ」と言う始末。彼は書家で、ここ2年ほど僕は彼に書を習っています。目の付け所がユニークな人で、会場に飾ってある絵の中でも、スケッチの方が好きだと言ってくれました。僕は描き込まないとちゃんとした絵じゃないかも…と思って、ついつい細かく手を入れてしまうのですが、「描き込みたい気持ちを止めて、作為をあまり入れ込まないのがいいんだよ」というソースケさんの言葉にハッとしました。書もそうですが、絵にも通じるんですね。いろいろ勉強になります。

 いよいよ今回の展示も残すところあと2日。天気がよくなる事を祈りつつ、会場でお待ちします。

 なお、渋谷駅の工事のため、山手線内回り池袋~渋谷~大崎間のすべての列車が23、24の2日間運休するとのことです。ご注意くださいね。

 

わたりの川日記

 おはようございます。わたりの川6日目、今日は朝から雨です。気温はそれほど冷え込んでないですが、どうも一日こんな天気のようですね。しか〜し、めげずに今日も一日在廊してお待ちしてますので、もしも気が向いたらお出掛けください。ゆっくりお話しできると思います。12時開廊〜19時までです。

 会場には、読売新聞に連載している「銀幕一刻」の切り抜き記事や、地平線通信イラストのスクラップなどいくつかスクラップ記事がありますので、そちらもご覧下さいね。

 

 

わたりの川日記

 こんばんは〜。後半初日無事終了しました。今日は高校時代の友人が飼い犬の散歩がてら寄ってくれました。ワンコは体重7〜8キロの猟犬(犬種を聞いたけど忘れてしまった)です。慣れない場所に何だか最初は戸惑って「早く帰ろー」という感じだったけど、しばらくするとギャラリーの中を探検してました。僕も小学校低学年から高校までは実家で犬を飼っていたので、実は犬好きです。結婚以来かみさんの影響でネコ飼いになってしまったけどね。僕の個展にいらっしゃる方は友人知人が多いのですが、個展会場で話をしてると、これまで知らなかった個人情報がふっと飛び出す事があって面白いのです。地平線仲間で謎のチャリダー(自転車乗り)オバラ君は、学生時代民族学を専攻しており、佐渡島で不思議な祭りの取材をしていたとか。居合わせたサチコさんのおじいちゃんが佐渡島の出身という事も分かりました。昔からの仕事仲間の編集者が、実はかつて漫画家を志していたと聞いてのけぞり、学生時代の後輩が文学の道に足を踏み入れてると聞いてこれまたびっくり。彼は地方の文学賞も受賞した事があるそうで、早速彼の作品をメールで送ってもらいました。個展が終わって一息ついたら読もう。

 文学といえば、今僕がハマっているのはアイスランドのミステリです。スウェーデンの作家スティーグ・ラーソンのミレニアムシリーズに出会って以来、北欧の作家の作品はいろいろと読んでいたのですが、アイスランドの作品は初めて。たまたま図書館で見つけたその作家の名前はアーナルデュル・インドリダソンといいます。ミステリの体裁ですが、社会的背景がじっくり描かれていて、事件の展開だけでなく人の心理を追う面白さがあるように思います。人物名が長いので覚えにくいけど、翻訳者の柳沢由美子さんの訳が読みやすく、ストーリーを追うだけでなく一文一文をしっかり読ませます。最近は総じて翻訳の質が上がって来たような気がします(上から目線ですみませんが)。いずれにせよ、北欧作家に興味のある方は面白いかも。

 この作品とは全然関係ないけど、アイスランドには固有の馬種がいます。9世紀頃からヴァイキングの移住と共にヨーロッパから持ち込まれたそうです。しかしほとんど外部との行き来がないアイスランドでいわばガラパゴス化して特有の性質を獲得したとか。また数世紀に渡って混血もほとんどなかったため、古来の性質をそのまま伝えている貴重な種。現在は敢えて国外への持ち出しや混血を禁じて血統を守っているそうです。数年前にアイスランド映画「馬々と人間たち」でこの馬を見て以来、いつかアイスランドでこの馬に会いたいと思っています。

 個展と全然関係ない話になってしまいました。今日のラストは、大学時代の友人ハナオカと、地平線会議のタケダさんと三人で「ヒマラヤカリー」で一杯。「ヒマラヤカリー」は千駄ヶ谷駅と鳩森神社を結ぶ道を更に真っ直ぐ(南西に)進んだ先の信号の角。駅からおよそ10分くらいかな。古い住宅を改造した昭和なたたずまいのネパール料理店です。

 明日はちょっと天気が崩れるような予報ですが、終日在廊予定でお待ちしておりまする。

わたりの川日記

 おはようございます。10月21日木曜日です。寒い朝ですが天気は良さそうですね。今日の開廊は12時から19時まで。僕は終日在廊予定です。今日はどんな方にお会いできるか楽しみです。

 うちの庭には柿の木があるのですが、今年は本当に実なりが少ないです。柿は隔年というし、昨年はそれなりに生ったのでしょうがないのでしょうけど。イチョウもあるのですが、2018年にかなり強度に剪定してからはギンナンがあまりできなくなりました。それまでは毎年バケツ3杯くらい採れたんですけど。それで思い出しました。一昨日来廊してくれた整体師のカクショーさんによれば、このところの気候変動で人の体も今までとは違う反応を示す事がままあり、例えばこの季節ならこういう症状と言う見立てがわかりにくくなったとか。今年は秋がすごく短く、夏からいきなり冬に移行した印象です。冒頭の話とはあまり関係ないですが、こうなると植物や動物も同じようにいろいろと影響を受けるのは当然ですよね〜。気候変動の原因がCO2だけなのかどうかわかりませんが、温暖化対策待った無しという事実がひしひしと迫っている気がします。一方で、惑星規模の気候変動を見るとこの数万年は第四間氷期と考えられてます。そちらは時間単位が大きすぎるので、まずは目の前の温暖化をなんとかしないと人類が持たないという事でしょうね。ともあれ皆さま、寒さ対策をしてお越し下さい。

わたりの川日記

 今宵(10月20日)は満月が綺麗でした。ギャラリーの定休日でちょうど中休みになり、この約一ヶ月ほどの怒濤の日々の疲れを取ろうとスーパー銭湯に行って来ました。近所の「お風呂の王様」ですけど、露天風呂で晩秋の名月を眺めながらの一時を過ごして、なかなかリフレッシュになりました。そういえば、先週金曜日の搬入のあと、カミヤさんに土星の位置を教えてもらったんだっけ。今日はどこにあるのか気がつかなかったな。明日はオリオン座流星群がみられるそうです。ピークは午前二時頃らしい。見られるかな〜。寝ちゃうかな〜。

 明日(10月21日)からは「わたりの川風見行」後半戦です。あとは最終日まで毎日在廊予定です。お待ちしております。

 

 

わたりの川日記

おはようございます。いい天気ですね〜。本日10月20日(水曜日)は、ギャラリーヒッポの定休日です。「わたりの川風見行」もお休み。お間違えなきようお願いします。

明日から日曜日まで後半スタートとなります〜。