搬入終了…のはずがいつも通り宿題いっぱい

わたりの川日記

 長野です。「わたりの川風見行」展、本日無事搬入終了しました〜!…のはずだったんですが、マルヤマさんの報告の通り、やっぱりまだ完全には終わらず、明日午前中まで作業が残ってしまいました〜。しかしながら、今までとは違う技法の切り絵が10点並んだ壁面は色彩がビビッドで、なかなかインパクトがあると思います。お楽しみにしてください。

 今日の作業では”額飾り職人”のタケダさんが着々と掲示ををこなします。タケダさんはなぜか照明の当て方も慣れており、脚立に乗って熱いライトを調整するのもお手の物。高校時代に演劇部の裏方をやっていたという記憶が今に役立っているのかな(?)。カメラマンとして個展もこなしている全さんは展示にもこだわりがあり心強い助っ人。自前の”カチ込み道具一式”を駆使し、見た目数ミリの調整にこだわりを発揮しました。来年にはなにか面白い発表の企みを予定しているとか。楽しみです。今回、「わたりの川」流域の地図を制作し、拡大印刷したのですが、このために北海道から上京してくれたクシマさんは持ち前の”後端技術(先端技術のアンチテーゼ)”を使って、幅120センチもあるでかい地図を綺麗に展示してくれました。その地図にもでてくる”亥之頭恩賜公園”近くに住むカミヤさんは地図の架空の地名に大受けしながら、販売グッズの準備をしてくれました。会場作りの青写真をつくり、展示の細部までコンセプトを作ってくれたマルヤマさんは皆に目配りしながらも写真をハレパネに貼ったりする細かい仕事もこなします。そうそう、今回は”わたりの川”周辺で撮った写真も多数展示しますので、その辺も今までとちょっと違う見どころかも。

 例年、絵の他に立体や半立体を作る事が多いのですが、今回はこのたび制作した切り絵をモビールにするという試みをしています。プリントアウトしたOHPフィルムはちょっとステンドグラスのような風合いがあります。どんなふうに飾るかは明日の課題。なんとか開廊時間までに間に合わせます(担当クシマさんに頼っております〜)。

と言う事で、まだまだやる事はありますが、会場作りの90パーセントはとりあえず完成。あとは明日、皆さんがおいで下さるまでに整えます。ではでは、明日の初日、会場でお待ちしています〜。