そよぐ風の日記

オカイコさんが孵化しました!先月25日に近所の農工大博物館で蚕を10匹貰い、じゅんこの庭にあるクワの葉で育ててました。桑の葉をあげると小さな前脚を器用に使って葉を掴み、シャクシャクと食べ続ける姿が可愛くて楽しかった。一週間強でマユになるのを見届けてからは個展の準備があり、そのまま忘れていたのです。さっき見たらオカイコさんのいるザルの中でバタバタ音がする。見ると乳白色の産毛に包まれたつぶらなひとみの成虫が。よくよくみると黄色っぽい卵をもうたくさん産んでいます。なかには尾部同士をつなげて交尾をしてるものも。おカイコさんは成虫になっても飛ぶ事もできず、口吻が退化して食べる事もできず、ただ次代を残して死んでいくのみと言う宿命に改造されてしまった生き物。昨年も飼っていたのですがマユの段階で冷凍したので成虫の実物を見るのは初めて。丸まってちゃんと展翅してない羽を細かく震わせながら毛に包まれた太い足を動かして少しずつ前進しながら産卵する姿はなんだか哀しい。このおびただしい卵はまた何百匹の幼虫になるんでしょうか? 命の不思議をどこまで見届ければ良いのか迷います。

そよぐ風の日記

おはようございます。午前8時半の時点では快晴。じゅんこの庭には気持ちのいい風がそよいでいます。よかった〜。今日も12時から終日在廊予定です。昨日は出遅れて失礼してしまったので、遅れないようにしなきゃ。

本日はひねもすの喫茶店営業が17時まで。そのあと会場準備をして18時〜20時半がじゅんこの一周忌の命日を偲ぶ「祥月の会」となります。参加費2000円。飲み物(お酒、ソフトドリンク)とおつまみ類を用意しますが、十分ではないかもしれません。ご容赦を。持ち込みも大歓迎いたします。僕はじゅんこの庭からビワの実を先ほど収穫したので持っていきます。

祥月の会、司会進行は地平線会議の仲間で朋友のマルヤマさん。僕の個展ではいつもマルヤマさんに絶大なる支援をいただいているのです。テーマの設定やキャッチコピーの相談から始まり、製作中の励まし、尻たたき。案内ハガキや販売物などの制作、映像素材の扱い、そしてこうしたイベントの段取り、進行などなど。実は「個展」ではなく、【ほぼ二人展】というのが正しい表記だろうな〜と毎回思います。今夜の祥月の会では、じゅんこの庭にまつわる映像をご紹介する予定です。友人のアキちゃん、セツコさん、ホンジョさん達にご無理をお願いして動画を絶賛準備中。僕も未見の映像なので楽しみです。お手伝いには地平線会議のカミヤさん、ケイコさん、タケダさん、カナちゃんが来てくれる予定。よろしくお願いします。

余談:じゅんこの命日は6月18日ですが、この日はノルウェーの探検家アムンセンや、ロシアの作家ゴーリキーの命日だそうです。ちなみに翌19日は太宰治の命日(6月13日)を偲ぶ「桜桃忌」なんですね。じゅんこの命日に呼び名をつけるとしたら何だろう?「庭守忌」かなあ?霊感の有る友人によれば、じゅんこの魂はピンク色の影に見えるというから「桃雲忌」とか?

そよぐ風の日記

わー、また午前さまになってしまいました。先ほど1時前に帰宅です。昨日飲み過ぎて起きたのが10時過ぎだったので、それからいろいろ連絡やブログ書きやなんやかやで、時間がかかり、家を出たのが昼12時過ぎでした。雨だしそんなに人でも少ないだろうなーという気持ちもあり、阿佐ヶ谷駅に着いたのが1時過ぎくらい。ホームから改札に向かう途中で「長野さんですか?」と声を掛けられました。見知らぬ男性ですが、もしかしたら昔の同級生とかかな?と思ったら、個展会場に来てくれて、待ちわびて帰るところのお客さんでした。連載をしている読売新聞のコラムが前日金曜日の夕刊に掲載されたのですが、そこに一行告知で「J. 風そよぐ庭から」のお知らせが載ったのです。それを見てきてくださった方でした。会場のiPhoneで上映しているスライドショーに僕の顔が有ったのでわかったそうです。ご挨拶を交わして会場に向かうと、すでに数組の方々がいらしていました。もう帰った方もいらして本当に失礼いたしました。遅刻はダメですね〜。

今日は夕方まで終日雨模様でしたね。でも爆弾低気圧という予報は阿佐ヶ谷に限っては外れて、しとしと雨だったと思います。一日ギャラリーに籠っているので、雨の実感はあまり無いんだけど、来場された方の情報でそんな感じ。今日もシンクロニシティは続きました。小学校4年生からの友人オケンと話していると小学校1年からの友人アラトリが来場して、久々にゆっくりナツカシ話に花が咲きました。二人が会うのは十数年ぶり?アラトリが来る前、オケンと二人でいるときに、1時間ほど前にいらして帰った二人連れの方がまた来ました。あれ?忘れ物?そうではなく、「何だか絵が忘れがたくて」といって、絵を購入してくださいました。前日の読売新聞の記事を見て来てくださった初対面の紳士です。「ドクダミ」の絵が里子になりました。すごく嬉しくて、ひねもすオーナーの幸子さんと万歳です。。描いた絵にはどれも愛着が有ります。昔は里子に出すのが何だか惜しくてあまり売らなかった(売れなかった?)のですが、今は好きになってくださる人がいれば、その方のもとで愛でていただいた方が絵は幸せと思うようになりました。今回の絵も大体はお譲りできるので、もしお気に入りの絵が有れば是非お声掛け下さいね。

ひねもすは木曜日から土曜日の夜18時〜23時は通称「よるもす」と言って、キッチンを仕切る方が代わります。よるもすのマスターはイズミさんという素敵な女性。僕は彼女が作るカレーが大好物で、今回も3日連続で一口カレー(一口どころか、たっぷりです)を注文しました。タマネギをたっぷり使ったコクのあるカレー、おすすめですよ。

搬入の水曜日から毎日顔を出してくれていたカナちゃんが、今日は仕舞いの11時になっても来ません。カナちゃんはひねもすのご近所にすんでいるので「皆勤賞をめざします!」と言っていたんですが、今回はダメだったか〜。という事で帰り支度をしていたらなんとカナちゃん登場!テーブルにタッチして「はい、タッチしたので今日も来た事にしてくださーい」と宣言。帰ろうとしていたタケダさん、カミヤさんと共にイズミさんを交えてまたしばらくおしゃべりタイム。イズミさんにさよならをしてひねもすを出てから、4人でまた赤提灯で一杯やりました。事情通のカミヤさんとおしゃべりしていてふと話題についていけない。ホルムズ海峡でなにかあった???そういえばこの4、5日、新聞も読んでないしラジオも聞いてなく、テレビはもとより無いので見てない。天気予報以外、世の中のニュースを知らないでいた事に気づきました〜。ヤバイ。まあ、会期が終わるまで仙人でいるしかないですね〜。