亮月幽森日記

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[会場風景]

[グッズ類]

亮月幽森日記

 亮月幽森展、3日目は雨の朝を迎えました〜。本日日曜日は、閉廊が5時です。いつもより少し早くなります。僕は12時半から5時まで終日在廊予定です。お足下に気をつけておいで下さいね。

 会場では、過去に制作した作品の一部をモニターで映像として流しています。ふとお客さんが途切れた時に画面を見ていると、「ん?こんな絵をどんな気持ちで描いたんだろう?」と不思議になったりします。普段自分の絵を見返すことはないので、客観的に見ちゃいますね。一旦作り手の手を離れたら、どう見るかは観客の自由だなーとつくづく思います。

 今回会場では作品を大きく拡大印刷した絵が二点あります。その一点《病気で苦しんでる猫》の絵は、色味が暖色系のせいもあるのか、「猫が酔っぱらっていい気分になってる」とか、「おいしいもの一杯食べてうれしがってる」と見る声をいくつか耳にしました。そう言われればそんな風にも見えるかな〜と思います。

 ちなみにこの二点の拡大印刷は、原画に比べてどちらも赤い色味が強くなってます。最近僕の個展ではよく描くだ印刷を展示に使うのですが、これは内装業を営む親戚筋のオヨちゃんにお願いしています。彼の会社が所有する、壁紙印刷用の大きなプリンターで延ばしたものです。今回はマルヤマさんと一緒に印刷現場に立ち会っていたんですが、プリンターのある部屋の照明がちょっと暗かった。それに気がつかず、プリントアウトしたときは二人で「おお、いいね〜」と言ってたんです。でも帰ってもう少し明るい光で見たらあれあれ?という感じでした。

 でもまあ、「赤いのもなんか迫力があるよね」と言う人もいました。《色味でこんなに印象が変わることを示す展示》と考えて、楽しんで頂ければ幸いです。

 

 

 

亮月幽森日記

 亮月幽森展、二日目終了しました。曇り空は夜になって雨にかわったけど、開廊時間中はギリギリ降らなかったかな。今日も40名近くの方においでいただきました。ありがとうございます。

 いつも個展のブログでは書くことが多いのだけど、僕の個展では示し合わせたわけではないのに、同じ系統の人が居合わせることがままあります。これがシンクロニシティというやつかなといつも思います。昨日は20年やっている和太鼓の仲間三人がたまたま同じ時間帯に来合わせたし、今日は子供連れの夫婦(互いに知り合いではない)が居合わせるとか。ヤマモト君夫婦の3人の幼児と、フタカミ君夫婦の2人の子どもたちが居合わせた時間帯はなかなか面白い観察の時間でした。

 ほとんど保育園状態の喧噪の中、子供の振る舞いはなかなか興味深い。人間はえらそうに世の中を牛耳っているつもりになっているけど、子どもたちを見てるとやっぱり人間も所詮動物なんだなと思います。オトナになっていろんなルールに縛られるというけど、それ以前はこんなに自由なんだ。ほとんどうちのネコと変わらない。いつの時代になっても人間のスタートは変わらないんだな。僕は子供がいないのでこう言う面白い観察対象に恵まれなかったのはちょっと残念かな。でも親はエネルギーがいるなーと今日の二組の夫婦を見て改めて思いました。頑張ってね。子どもたちが帰ったあとは、出していたオヤツがすっかり消えていました。イナゴの大群か!

 中学生ともなるともう子供ではないけど、親しい友人のナガオカ一家の来訪もおもろかった。一人息子の中学二年生ショウちゃんが松葉杖をついてきたのにはびっくり。ついこのあいだ新年会であった時はぴんぴんしてたのに、「ちょっと折っちゃいました〜」といいながらピョコタンと階段を上ってきた。聞けば卓球の部活中にひょんなことで怪我したとか。バカ政治家の場当たり的な一斉休校宣言で学校が休みになり、その上足が折れたので引きこもってテレビばっかり見てるんだって。ま、そんな春休みもありか。

 閉廊間際に来た大学時代の友人ハナオカと、やはり大学の後輩に当たる友人モトナガ君夫妻と共に一杯やることに。モトナガ君の奥さんのトモちゃんは三年前から始めた極私的劇団の役者仲間でもあります。ギャラリーのすぐ近くの中華料理屋「華美」にて4人でちょっと一杯…で終わるわけはなく、結局紹興酒4本空けてしまいました。ああ、今日も作りかけの立体を完成できなかった。ま、いっか。ハナオカ家とモトナガ家には概ね同世代の子供がいるので境遇に共通点もあり、いろいろ興味深い話を聞けた。

 いつも思うけど、個展という場のおかげで、普段会う場所では聞けないプライベートなお話をいろいろ聞けるのはホントに面白い。もしも僕に抜群の記憶力、もしくはマメにメモをとる根性があれば、こうした話をネタに一生エッセイを書きまくれるのになー。残念ながら、面白過ぎてその場で忘れちゃう。アホや〜。明日は雨かな〜。