三日目 父の日

めぐる花の日記

おはようございます。今日は曇り空。ひねもすでのミニ個展三日目です。本日の開廊はいつも通り12時からですが、終了時間は今日だけ、いつもより少し早い17時までとなります。お気をつけ下さいね。僕は今日も終日在廊予定です。会場の最寄り駅であるJR阿佐ヶ谷駅は、土日は中央線の快速電車が止まりません。僕は上り電車で行くのですが、昨日は吉祥寺で気がついて総武線に乗り換えて行きました。

そして今日は父の日ですね。僕の父は20年前に亡くなったのですが、存命の時も父の日に何かしたという記憶があまりないです。父は母に比べて損な感じが有りますね。今のお父さんは昔よりは子供に寄り添う時間が長そうだから、最近は父の日も存在感がましているのかもね。

 昨日は雨の土曜日で人出も少ないかなと思っていたのですが、40名ほどの方にいらしていただきました。ありがとうございます。今回描いた絵の中で「種」と名付けた作品がめでたく嫁いで行く事になりました。キツネアザミの綿毛が飛び始めるところを黒犬が見ている絵です。キツネアザミは花房の割に花冠が小さくて可愛らしい花です。その三角錐的な花の形をキツネの顔に喩えた命名なんじゃないかなと想像します。花期が終わるとタンポポのように綿毛が開いて飛ぶ、その変化が面白いのです。花房の中に一生懸命種を育ててるいじらしい花と言う印象。購入していただいたマキちゃん、ありがとうございました。

 閉廊時間近くに来てくれた友人、モリナガと一杯やろうというながれになり、阿佐ヶ谷の北口辺りで店を探してみたのですが、やはりお酒は出さないか、またはノンアルのみというお店が大半。数少ないアルコール提供店は予約制、または混んでて入れないという状況でした。しばらく彷徨った挙げ句、別の友人から聞いていたお店にご飯を食べようと入りました。もちろんノンアル。お魚が中心のメニューはおいしく、静かで話もしやすかった。ノンアルビールも最近は大分ビールっぽくなってきた感がありますが、でも僕はお代わりするほど好みではないので、一缶だけのどを潤しました。隣に座ったモリナガは北海道大学の学生時代に一緒に8ミリ映画を作っていた仲間です。彼の監督作は今も続くPFF(ぴあフィルムフェスティバル)に当時2回入選し、なかなかの水準だったと思います。モリナガはプロの監督を目指して大学を中退して上京したのですが、紆余曲折を経て結局プロの監督にはなりませんでした。人生いろいろです。当時は彼の下宿に映画や芝居や音楽の仲間がゴロゴロとたむろして梁山泊のような雰囲気でした。またこうして東京の片隅で会うのも不思議な巡り合わせに思えちゃう。でも、手にしているのが当時飲んでいた安い焼酎では無くノンアルというところが今ですね。

 久々に酔わずに帰れたので、夜は仕事。次の週末に我が家でお芝居の公演が有るのです。友人のユニットが行う友人知人限定の小さなイベントなのですが、その芝居の舞台背景を頼まれていました。時間的にはこの個展開催中に進めないと間に合わない作業です。だいたいはできているのですが、最後の詰めがまだ。結局夜中の1時過ぎまで大工仕事をしてました。さて、そろそろ今日もひねもすに出勤の時間です。会場でお待ちしておりますね〜。