お知らせ, 作品

初日の会場風景を写真で紹介します。これは「その2」。

▲入って正面に、今回の新作がずらりと並びます。

▲左端は前回の「ズットスキダ展」で描いた庭のスケッチ「じゅんこの庭・2018秋」。その右が、結婚前に東北に一人旅した淳子さんが温泉で撮った写真をモチーフにした「月雲」。その右が毎年庭に咲く「ハルジオン」。一番右が突然現れたアマガエルを描いた「ドクダミ」(ネコの鼻先にカエルがいます)。

▲左から、仕事場の椅子とモンゴルの雨の柱をひとつの画面に描いたシュールな「遠来」、昨年はおカイコさんをもらってきて育てるときに活躍した「マグワ」、春から初夏の食味として毎年楽しませてもらっている「フキ」。

▲「ズットスキダ展」でも展示した大伸ばし作品「アオザイ」。下に置いたiPhoneでは、淳子さんのアルバムからスキャンしたり、友人たちが寄せてくれた思い出の写真をスライドショーで上映。地平線会議の出版物や、これまでの個展のときに制作した絵葉書なども販売しています。

▲ぐるり一周して、最後は入口の左側。油絵作品の「ツユクサ」を展示。

▲ご来場をお待ちしています。会期中は終日在廊の予定です。

お知らせ, 作品

6月13日(木)、いよいよ長野亮之介・ミニ個展「J. 風そよぐ庭から」が始まりました。初日に会場を訪れて撮影してきたので、紹介します。

▲「ひねもすのたり」の入口。この狭い階段を上がっていってください。右手前はお茶屋さん。2軒向こうが有名な和菓子屋のうさぎ屋。阿佐ヶ谷駅北口から徒歩2分。三菱UFJ銀行の脇を入っていきます。

▲階段を昇った奥、お祝いにいただいた豪華なお花(淳子さんが紫の花が好きだったことをちゃんと覚えていてくださいました。感激です)と、2枚のポスターがお出迎え。左のガラス扉を開けて入ります。

入って左側(通り側)を振り返って見たところ。

▲ガラス扉を開けて入ってすぐ左にあるのが、案内葉書やポスターに使った油絵作品「ヤブジラミ」。首や肩のあたりになんともいえない、哀愁が漂っています。下に置いたiPadでは、これまでのさまざまな作品のスライドショーを上映。

▲その右隣に大きく展示されているのが、最近の「じゅんこの庭」の俯瞰図。淳子さんも天から、こんなふうに眺めているのかも。下に並ぶのは、今回の描き下ろし作品3点。左から、新しく作り直したベランダにいるネコとビワの木を描いた「ビワ」、庭の真ん中に立つ精霊を描いた「庭守」、庭の改造のおかげで生えてきた植物を描いた「千種」。どれも水彩+色鉛筆。ほとんどの作品に、長野家のネコモデルが登場します。

▲窓際に並べたのが、読売新聞の連載「銀幕一刻」と、月刊『望星』の表紙絵。

▲左から「女王陛下のお気に入り」「立ち上がる女」「芳華」。

▲月刊『望星』の表紙絵。ボッティチェリのビーナスの誕生をモチーフにした「名画とお近づきになる方法」、書体は書道とつながりがありますよと編集者からアドバイスされて描いた「続・書体の正体」、岩波のシンボルであるミレーの「種撒く人」を描いた「大人のための岩波ジュニア文庫」。

(その2に続く)

そよぐ風の日記

おはようございます。梅雨時ですが、いいお天気の初日です。よかった。今日から“ひねもすのたり”にて「J.(ジェイピリオド) 風そよぐ庭から」ミニ個展の開催です。お昼12時から、本日は夜11時まで開場しています。僕は終日在廊予定ですので、お時間ありましたらお越し下さい。会場は喫茶店になっていますので、ご来場の際、一品ご注文いただければと思います。“ひねもすのたり”オーナーの松原幸子さんは、じゅんことも長い付き合いのお友達です。今回の個展も幸子さんのアドバイスとご好意で実現しました。

今回「ミニ個展」と銘打ちました。準備期間があまりなくて、もしかしたら数点しか描けないかも…という不安からのエクスキューズでした。でも結果的に12点描きおろせたので、それなりにまとまったと思います。ご案内のハガキに描いた絵は油絵です。僕は美術部に在籍した事も無く、油絵を手がける機会が今までありませんでした。油絵は難しそうだし、乾きが遅いと聞いていたので仕事では使えないかなと勝手に思ってました。でも何世紀にも渡って画家たちの画材として進化してきた画材で、いつか使いたいと思ってきた憧れの画材です。数年前から道具は持っていたのですがナマケモノゆえなかなか使い始められず。以前一点だけ描いてみた事はありますが、今回再挑戦をしました。新鮮な画材は思うように描けないから面白い。出来はともかく、描いてる本人は楽しんで仕事ができました。

そよぐ風の日記

長野です。いよいよ明日から(あ、もう今日ですね)「j.(ジェイ ピリオド)風そよぐ庭から」展、開催しまーす。

今日は搬入日でした。地元仲間の友人、サチコさん(ひねもすのオーナーとは別人です)とキクカワさんのご夫妻に手伝っていただき、手持ちで搬入。額縁19点と他に大判の洋紙に描いた絵、計20点です。昨日の夜まで描いていたので、いろいろな事が間に合わず、結局会場のひねもすのたりで額装からスタートという搬入でした。まあ、いつもの事なんですけど、どうしてもっと効率的に準備できないかなー???

会場に着くと、昨年の「ズットスキダ展」でお目にかかったひねもすの常連、イノウエさんがにこやかに迎えてくれました。今日はひねもすの定休日なんですが、間違えてきたとのこと。でも次いでだからと手伝ってくれる事に。ありがたや〜。今回はいつも僕の個展を手伝ってくれる常連の仲間たちがそろって都合が付かずどうなるかと思っていたのですが、捨てる神あれば拾う神あり!しかもサチコさんは大道具の仕事が本職なので、何かと手際が良い。サチコさんとは4月に知り合ったばかりなんですが、持つべきものは友です。何だかアレヨという間に額装が終わり、額の配置などもトントン拍子に決まり、余裕の一服。ひねもすオーナーの幸子さんが用意してくれた「うさぎや」(阿佐ヶ谷の老舗和菓子屋さん)のどら焼きを食べながらもぐもぐタイムです。サチコさんはパフォーマーでもあり、尺八の奏者でもあります。パートナーのキクカワさんもフリージャズをやっていたという話題からノイズの話、ジャズの話、フォルクローレやレゲエの話まで音楽談義で盛り上がり。イノウエさんはライターで編集者という本業柄、さすがに興味と話題の幅が広く、話を焚き付けるのがうまい。ちょっと一服のつもりが1時間くらいおしゃべりに費やしてしまいました。

僕の個展ではプロデューサー役として毎回大いにお世話になっているマルヤマさんが来たところで作業再開。続いて友人のカナコちゃんも来て、絵の展示順序、額の展示位置の微調整、キャプション貼りなど最終的な展示をしていきます。作業がようやく終わる8時半過ぎにクシマさん登場。いつもは搬入作業でとてもお世話になっているクシマさんですが、今回はお仕事の都合でトリ登場でした。あ〜〜〜終わったー!

という事で、「阿佐ヶ谷を知り尽くした女(になりたい)」カナコの先導で東京コケコッコ本舗へ。安くておいしいと言う口コミをたよりに入ったのですが、予想を上回ってつまみがおいしかった。隣の席のお客さんたちもとても気のいい人で、気持ちよく呑めました。ひねもすオーナーの幸子さんも後から参加してくれて、ついつい11時まで。

あれれー、飲み会の事ばかり書いて肝心の個展の事を何も書いてませんが、おいおいね。とりあえず明日(今日だね)からお待ちしております!

お知らせ

6月13日から18日にかけての6日間、長野亮之介ミニ個展「J. 風そよぐ庭から」を開催します。
 
会場は、阿佐ケ谷駅北口すぐにある器とcafe の店「ひねもすのたり」。
 
日によって、終了時刻が異なります。13日[木]・14日[金]・15日[土]の3日間は23:00まで。16日[日]は17:00まで。17日[月]・18日[火]の2日間は18:30までです。
 
  13[木]・14[金]・15[土] 12:00〜23:00(カフェ営業/夜カフェ)
  16[日]→★ 12:00〜17:00(カフェ営業)
  17[月]・18[火] 12:00〜18:30(カフェ営業)
 
「カフェタイム」では飲み物が、「夜カフェ」では飲み物とお食事が提供されます。各日とも1オーダーをお願いします。
 
★6月16日[日]はカフェタイム終了後、18:00より20:30まで、「長野淳子さん祥月の夕べ」を開催します。会費は2,000円(黒糖焼酎飲み放題、酒持込大歓迎)。6月18日の命日に向けて、長野淳子さんの思い出を語り、彼女が愛した「庭」のその後について報告を聞きたいと思います。ご予約は「ひねもすのたり」へ電話かメールで。