佳描遊月展始まります

遊月日記

おはようございます。長野亮之介です。京橋のメゾンドネコアートギャラリーで個展「佳描遊月(かびょうゆうげつ)」展が今日から始まります。本日は12時半から午後7時までです。僕は終日在廊予定です。まん延防止措置下の東京ですが、お気をつけておいで下さいね。

会場では4月始まりの「地平線カレンダー」、「ネコマスク」、新作の「猫遊び手ぬぐい」、猫缶バッヂ、そして今回のメインの絵である童話「おつきさんとねこ」の絵本なども販売します。

絵の展示は、ギャラリーオーナーの平きょうこさんが書いた童話「おつきさんとねこ」をモチーフに描いた新作7点が中心です。昨年3月に同ギャラリーで開催した「亮月幽森(りょうげつゆうしん)」展で絵本の前半を展示しましたので、今回はその後半。絵本の完成という事で終章という位置づけをしました。

物語は、森に捨てられた猫が月との交流を通じて生きる希望を取り戻すと言う内容です。夜の場面がどうしても多くなるので、絵の色彩や構成にどうやってメリハリを付けるかが課題でした。僕は普段アクリルガッシュという不透明な絵の具を使う事が多いのですが、今回の絵本の制作には同じアクリルでも透明感のあるアキーラと言う絵の具をメインに使ってみました。いつもと少し違うタッチになったと思います。

もう一つの展示は、今年1月から3月まで時事通信社の紙面で10週に渡って連載した「文学ネコ景色」のイラストです。文学作品の中に出てくるネコの特徴的な仕草をテーマに、800字程の文とイラストを描きました。取り上げた作品は「吾輩は猫である」、「夏への扉」、「海辺のカフカ」など。画廊で掲載誌なども展示しています。

昨日木曜日はギャラリーへの搬入作業日でした。友人のケンタ君に車を出してもらい、タケダさんに応援をお願いして荷物の積み込み。前日の雨が嘘のように晴れて気持ちのいい朝でした。うちから銀座まで車で約1時間半弱。ギャラリー近くの立ち食いそば屋で軽く食べたあと搬入作業です。個展をはじめ様々な仕事でタッグを組んで来た相棒のマルヤマさんをはじめ、ヒトミちゃん、カミヤさん、ゼンちゃんが手伝いに来てくれました。人数もいるし、前日にヒトミちゃんとまきちゃんが手伝ってくれて額装も終わっているので、サクサクと終わるかな〜と思ったら大間違い。額の紐架け替えから始まり、売りもののカレンダーやマスクなどの袋詰めなど細かい作業がたくさんありました。夕方にはカナコちゃんとレイコさんも来てくれたのですが、すべて終了したのは午後7時を回った時間。疲れた〜。セッティングのあいだに額が落ちて壊れるハプニングもあり、まだいろいろやる事はあるものの、とりあえず。会場をバックに簡単な展示紹介の動画を撮ったものをギャラリーのサイトにアップしているので、ご覧下さいね。疲れたマスク姿の顔でなにかしゃべってます。数人でちょっとだけお疲れ会をして帰宅後、まだ完成していなかった立体作品を仕上げました。ふ〜〜。

という事で、今日から5日間の短い時間ですが、よろしくお願いします。