おはようございます。今日も気持ちのいい秋晴れの朝です。本日9月28日(土)から、流西遊影展を開催します。開廊はお昼12時から午後7時まで。僕は終日在廊の予定です。皆さまのおこしをお待ちしています。
昨日金曜日はギャラリーへの搬入と設営の日でした。朝4時まで作品を制作してたけど、肩が痛み、目もかすんできたので中断。展示予定の絵が5枚整わないまま迎えた朝…。9時に友人のサチコさんが手伝いに来てくれました。バイトで舞台の大道具の立込みを長くやっている彼女は仕事も速く段取りもすぐ理解してくれるので強力な助っ人なのです。木曜日にも額装を手伝ってもらってホントに大助かり。早速残りの額装の段取りを指示すると「私、会社に出社したような気分ですよ〜」とサチコさん。僕は隣町の実家に搬送用の車を取りに。実家で妹のミホから絵を受け取る。f10という大きなサイズで薩摩琵琶の奏者榎本桃香(えのもとももか)さんの肖像画を鮮やかなアクリルで描いている。今回の個展のテーマ《平家物語》を思いついたのは、桃香さんの琵琶で「壇ノ浦」の演目を聴いたのがきっかけなのです。そして桃香さんはミホの友人。そんな縁もあり、初めての兄妹競演となりました。妹で僕と同業のミホの仕事は、普段はもう少しファンタジックな印象だけど、この肖像画はやや写実的かな。「友達なんで余りデフォルメできなくて〜」とミホ。色使いも構図も素晴らしいので、この絵を飾ると僕の絵がかすむなーと思う。
家に戻り、荷物を積み込んでサチコさんと出発。混んでいる都内を運転するのは苦手なのだけど、ナビが有るからなんとかなる。なのに途中ナビが取った変なルートに二人で疑問符を抱きながらようやく12時半頃ギャラリーヒッポに到着。僕の個展の仕掛人で相棒のマルヤマさんと、友人のヒトミちゃんが先着して待っている。早速みんなで荷物を運び込み設営開始。ワタワタしてるところに出張先の神戸から帰ったばかりの友人タケダさんも駆けつけてくれた。
ギャラリーヒッポでの展示は今回で5回目かな。勝手知ったるマルヤマさんが作った展示設計図を元に額を配置して調整。こう書くと簡単そうだけど、実際は絵を掛けてみると思っていたのと違って順番を変えたり、額縁の色と絵が合わなくて入れ替えたりなど、調整する項目が多い。もちろん額の高さ調整や照明の調整も有るし、結構手間と時間がかかるのです。毎度作っている立体の展示やモニターディスプレイの設定、販売するグッズ(今回は絵はがきと新作マグカップ)の準備など仕事は盛り沢山。個展とは言っても、ゼッタイ一人じゃできないなーといつも思います。あっという間に時間が経ち、ようやく形になったのは5時過ぎ。実はこの日6時半から「地平線会議」という探検冒険の定例トークイベントが有る。毎月マルヤマさんか僕が司会をしている。なんとか間に合う時間に終了したものの、司会はマルヤマさんにお任せし、僕は車を返しに帰る事に。なんといっても、まだ終わっていない作品の制作を完了しないと〜。
というわけで今朝この原稿を書いてる時点でようやく絵も揃い、今日は早めにギャラリーに行って展示を完成させます。
いつもとちょっと違う(?)展示でお待ちしてますので、お越し下さいねー。
【前日(9月27日)の設営風景より】
▲ショーウィンドウに置く立体作品「琵琶猫法師」に着付けをするリョウノスケとサチコさん。稲ワラを三つ編みにした芯に和紙を貼り重ねて形成してある。
▲絵葉書を袋詰めするヒトミちゃん。今回は「平家編」と「源氏編」の2種類、各3枚入り(500円)を用意した。
▲最後のライティングはタケダさんの独壇場。
▲お疲れさまでした。