お知らせ

「流西遊影展」の会場の模様を、写真で紹介します。まだオープン前の風景なので、今後、いろいろと手が加わるかもしれませんが、とりあえず。

▼扉を開けてみたところ、全景。こんな感じです。

▼入ってすぐ左、道路に面したショーウィンドウには、立体作品「猫琵琶法師」を展示。周囲に立つ猫武者や猫尼は、壇ノ浦のくだりを聴く平家の霊を表しています。

▼「猫琵琶法師」は、稲ワラを三つ編みにした芯に和紙を貼り重ねて形成。表面の文字は「耳無し芳一」をイメージし、明治時代の教科書に使われた『論語』と『小學読本』のページを貼り込んであります。

▼センターのテーブルでは、「猫武者マグカップ」と2種類の「絵葉書セット」を販売。

▼左側の壁面に並ぶのが、「旅の絵日記」。須磨、一の谷、屋島、宮島、壇ノ浦を巡って描いたスケッチに着色し、文章を添えました。

▼左奥の壁面に並べたのが、今回のメイン作品。西へと追われゆく平氏のイメージを膨らませて、水彩画を8枚描きました。

▼下の棚に並べたのが、今回の旅で撮影した写真。コンパクトカメラなのに意外と表現力に優れていて、土地の表情をしっかりと記録してくれています。

▼正面には、水彩画のうちの「朝霧の蹄音(つまおと)」を大伸ばしのプリントで展示。その脇にもメイン作品の「天の階梯(一の谷)」と「八百年の沈黙(壇ノ浦)」を置きました。下にあるのは、マグカップ用に描いた猫武者「平猫盛」と「源猫朝」です。iPadのスライドショーで、過去の作品を紹介しています。

▼右奥のコーナーには、月刊『望星』の表紙絵と、読売新聞で連載中の「銀幕一刻」、さらに1点だけですが、『地平線通信』の案内イラストの原画を展示。読売の記事も手に取って読んでいただけます。

▼入って右側の壁面に並ぶ三つのブロックの一番奥には、リョウノスケの実妹ミホ(イラストレーター)の作品『もも琵琶』を展示。友人である薩摩琵琶奏者・榎本桃香さんの肖像画です。彼女の演奏を聴いたことで、今回の展示の方向が決まりました。

▼真ん中のブロックでは、今回撮ってきた写真を大型モニターでスライドショー展示しています。上にあるのが、今回の絵地図『流西遊影図会』。反対側の壁にも大伸ばししたものが貼ってあります。額装で赤の縁が隠れてしまっているのが、残念。

▼入ってすぐのコーナーには、絵師敬白とプロフィールを展示。芳名帳が置いてありますので、お名前をどうぞ。

▼入口横のショーウィンドウを外から見たところ(広角レンズの歪みで、窓枠が曲がって見えています)

▼以上、時計回りで会場を紹介しました。会期は9月28日(土)から10月6日(日)です。10月2日(水)はギャラリーがお休みなので、ご注意ください。みなさまのご来場をお待ちしています。

お知らせ

神宮前のギャラリー・ヒッポで1年おきにやってきた「長野亮之介の絵しごと」、今年も9月28日(土)から10月6日(日)に開催するはこびとなりました。

今回のテーマは「流西遊影 —— にしにながれてかげとあそぶ」。琵琶を弾きながら語る平家物語の世界にインスピレーションを受けて、西に向けて逃げていく平氏と追いかける源氏の幻影を水彩で描きました。旅で撮った写真やスケッチをもとにした絵日記、立体作品も展示します。

どうぞ、気軽に足を運んでみてください。

このサイトまだ仮オープンです。少しずつコンテンツを充実させていきます。絵師の在廊予定なども、ここで確認してください。よろしくお願いします。