庭日記

家ギャラリー2日目。今日は朝から雨の優しい音が耳に入ってきました。庭に高木が多いせいか、雨粒は葉に当たって音が多くなり、実際に降っているより多く聞こえる気がします。そんな天気のせいもあり、今日訪れてくれた人は5人でした。その分ゆったりと説明もでき、庭も見ていただけました。初めて我が家に来たリサさんは、建物にとても興味を持ってくれて一々感動してくれます。古民家ですか?と聞かれました。古民家の定義はよくわかりませんが、この家は築60年くらいのはず。淳子が生まれ育った家です。和風と洋風の折衷のような様式で、確かにちょっと珍しい設計かも知れません。とはいえ、特別な建築家が設計したものではないようで、昔近所にあった工務店の人が建てたと淳子から聞いた気がします。この家は、屋号をハナタレ亭と言います。以前飼っていたコチビというネコが、いつも鼻を垂らしていたのに因んで勝手につけた屋号ですが、淳子と僕は気に入っています。「まだまだ俺たちハナタレ小僧」という意味もあるし、「野に山に放たれる」という意味も重ねたりしています。

昨日は暑いほどだったのに、今日は一転肌寒く、ネコどもはお客さんの膝にすり寄って暖を取っていました。ネコは今抜け毛の季節で、服に毛がついてしまって申し訳ないんですが、ネコ好きの方は全然意に介さずネコのわがままを許してます。ありがたいことです。昨日は久しぶりに大勢の方にあって疲れたので、今日はゆっくり英気を養います。明日またお待ちしてますね〜。

庭日記

今日(6/18)、家ギャラリー初日を迎えました。

朝からソワソワと掃除や飾り付けをしているうち、いつの間にか11時。最初のお客さんが来る時間になってしまい、それからはずっと夜までお客さんが途切れませんでした。2年経っても淳子のことを思ってくれる皆さんに感謝しか有りません。それにしても、家ギャラリーでも始まってみるといつもの個展と変わらない時間が流れます。違うのは、ネコどもが時々やって来ては、お客さんの相手を気まぐれにしてくれること。そしてなにより、庭を見ていただけることも大きな違いです。今回の企画は、絵よりもじゅんこの庭が主役です。本当は庭に絵を飾りたいところなんですが、蚊が多いことと、雨がいつ降るかわからないことで今日は室内だけに絵を置きました。土曜日辺りは天気が少し持ち直しそうなので、もしかしたら一部外に飾れるかもしれません。

うちの庭には大きなビワの木が有り、今は実が盛りです。今日は来てくれた友人たちに手伝ってもらって実を採りました。三人掛かりでシートを広げてもらい、そこに二階のベランダから高枝切り鋏で枝を切って落とします。上と下の連携が思いがけず面白かった。手伝ってくれたウヅさん、エビちゃん、ミツコさん、ありがとうございました。まだまだ実は有るんですが、届かないところのものも多い。切って掴める高枝切り鋏を買わないとなー。

明日は2日目ですが、雨模様です。足下が悪いですがもし御都合が付けばお寄りくださいね。お待ちしています。