おはようございます。今日は天気も良く、気温も23度くらいになるとか。破猫盤乗展は2日目です。今日も12時から17時(午後5時)まで開廊です。僕は今日も終日会場でみなさんにお目にかかれるのを楽しみにお待ちしています〜。
僕は中央線沿線に住んでいるので、ギャラリーに行くときは東京駅から歩きます。八重洲口から徒歩約8分ほど。八重洲口には各地への高速バス発着所があります。ここの前を通るとき、ふとバスの乗降口に吸い込まれたくなります。ちょいとステップを登れば、北陸や、東北や、関西とか行けるんだよなー。個展直前まで制作に追われてあまり散歩すらしてなかったので、今はとにかく旅に行きたい気持ちでいっぱいです。
バス停の誘惑を振り切ると、今度は八重洲ブックセンターの誘惑が。流通大手のAmazonが蔓延したおかげ(?)で、家に居ながらにして本が買える時代になった…けれども、やっぱり本屋さんのあの、物理的な本に囲まれる幸せ感は格別。昨日もついふらふらと売り場に入ってしまいました。面白そうな新刊書を手に取りながら、あれもこれも買いたくなっちゃう。でも通勤途中(?)なのでじっくり選んでる余裕がなく、結局何も買わずに出ました〜。八重洲ブックセンターの入り口横にあるニノキン(二宮金次郎)の銅像に挨拶してギャラリーへ。
平日なので出足はぼちぼちでしたが、今回の展示は色がカラフルで賑やか。皆さんの感触も良くて、嬉しい初日となりました。昨日も書きましたが、今回の新機軸はデジタルで描いたレコードジャケットの展示です。僕は基本的には紙に筆で描くアナログの絵が好きなので、デジタルには抵抗があります。
しか〜し! 今のデジタルアプリの表現力は侮れない。絵柄だけでなく文字要素が重要なレコードジャケットのような媒体を描くには、絵と文字を別々に描いて自由にレイアウトできるデジタル表現はとても向いていると思いました。昨日来てくれた友人のモメンコに、「こんなに表現幅があるんだ〜」と感心され、思わず僕が使っているソフトをお勧めしてしまいました。とはいえ、僕はこのソフトしか使ったことがないので他と比較できないからあまり客観性がないですけどね(ちなみに、Procreateというソフトです)。
今回このソフトで描いたジャケットを21点展示しています。2週間ほどの間にこの点数を描けたのは、デジタルのおかげかな。実は今回描いたジャケットの文字に何箇所かミスがありました。制作に追われたせいもあり、アーティストの英語表記が間違ってたんです。具体的にはサラ・マクラクランというカナダの歌手の名前表記や、ドゥービー・ブラザーズの英語表記に間違いがありました。デジタルな「原画」は簡単に直せるんですが、プリントアウトしたものは直せないので、そのままです。ご愛嬌と思ってください。
↑Procreateには制作過程をすべて記録する機能があり、動画として書き出すことができます。失敗や心の迷いがそのまま再現されてしまうので、絵描きとしては少々複雑な気持ちになりますが、でも、おもしろいですよね。
今回は展示関係グッズとして、トートバッグ(限定3部)とマグカップ(限定6個)、缶バッヂ(限定25個)を作りました。トートバッグは残り1部ですが、よろしかったらお手に取っていただければ嬉しいです。
昨日面白かった出会いは、彫刻家のタキグチさん。メゾンドネコから徒歩30秒のギャラリー・モーツァルトで二人展開催中の作家さんです。僕の会場に来てくれて、やはり立体にとても興味を持って下さいました。入れ替わりにタキグチさんの会場を見せていただきましたが、粘土で作られた20センチほどの立体作品が数十点並び、どれも造形がユニークで面白いです。もうひと方の作家イシザワさんの人物画も自由に楽しんで描かれている感じがよく伝わりました。お二方の展示会は今日までです。
ではでは、今日もよろしくお願いします。