会場風景と作品

▼今回のもう一つのメイン作品が「破猫盤乗ジャケット絵」の21点です。これまで聴いてきたお気に入りの曲を、猫のいるシーンとして描き、そのジャケットとして仕立ててみました。個展としては初めての、iPadのお絵描きアプリ「Procreate」を使った作品です。正面の壁の右のほうは、そのなかからうまく描けたなと感じた5点を選んで、LP盤のサイズにプリントして展示しています。

▼入り口を入って右側の窓の間には、残りのジャケット絵16点をEP盤(ドーナツ盤)にプリントして展示しました。

▼ジャケット絵の手前に並ぶのが、立体作品「破猫盤族」シリーズの5点です。石粉粘土で作った猫をドーナツ盤の上に置きました。

▼ペンチくん……ビクターの商標で有名な「ニッパー犬」の弟分。レコード盤もちゃんと回転しています。

▼カラクサ……唐草模様が体を覆う。

▼スタンプ……招き猫(キャプションに誤植があったので、手で直しています。この後、修正して差し替えました)

▼ヨーガ……のんびり屋。

▼トラ……長老格。

▼最後が入り口を入ってすぐ右の壁。ここには、若き文化人類学徒の博士論文をもとにした単行本『現代インドネシアのイスラーム復興』の表紙絵や、4月23日・24日に公演をする「劇団ハナタレ組」の公演チラシ、読売新聞に連載している映画評絵コラム「銀幕一刻」から『GAGARINE ガガーリン』、さらに東海教育研究所・月刊『望星』表紙絵などを展示しています。

▼入り口を入って右手の会場は、こんなふうになっています。ここでは黒くなっていますが、右奥には大型モニターを設置して、過去の作品や今回の動画(制作の過程をコマ送りで再現)を上映しています。

今回はコロナ禍で5時にギャラリーが終了してしまうのが残念ですが、機会がありましたら、ぜひ来てみてください。

Posted by mar