9月15日
6時に起きて今日飾り付けるもの等の準備。まだ持っていくものがあって、結構な大荷物になってしまう。10時を回った頃にギャラリーに到着。今日も夏日という予報で、すでに日射しは強い。ギャラリーではお世話になっている仕事関係や友人から鉢植えがいくつか届いており、会場に花を添えて頂きました。植物の緑は偉大です。昨日の準備で賑やかに配されていた額達がいっそう映えるし,気持ちも和む。早速開場前の最後の準備にかかった。実はまだキャプションや、売り物の本や手ぬぐい等の値札すら出来てなく、バタバタと作っていく。連日お手伝いしてくれているYIちゃんが今回のために作った絵はがきを持って登場。なかなか面白い。僕の描いた絵の中から彼女がセレクトしたものをパソコン上で合成した作品だ。コラボ作品として面白い試みだと思う。ちなみに会場に飾っている招き猫の座布団も彼女の作品です。
「開場まであと5分ですね」とギャラリーオーナーの加藤さんがいつものように静かにおっしゃったときはちょっと緊張した。ドキドキと言うのではなく、ちょっと心臓がヒヤッとした感じ。ショウウィンドウのカーテンを開け、ウエルカムボードを外に出すだけなのだが、なんだかそんな感じが不思議だった。もちろん、デパートと違って開けたら人がなだれ込んで来るわけもなく、広いショウウィンドウから中が見えるようになっただけ。なんだけど、ちょっと晴れがましい気分が一瞬感じられる。初日オープン第一号のお客さんが来たのは15分くらい経ってからでした。すっとドアを開けて滑り込んで来たのは著名なイラストレーターのHEさん。僕は同業者の知人が少ないのだけど、口開けが同じイラストレーターの人で嬉しい。画材についてとか、屏風絵のような大きな絵の制作について等お話しできました。 その後次々と友人知人が訪れてくださる。皆さんゆっくり見て行ってくださる方が多く、会場にいつも人がいる感じがすごく心地いい。ほとんどは友人とか知り合いだけど、たまに通りがかりの人が入ってくれるのもことさら嬉しい。類は友を呼ぶ(?)のか、お客さん同士が話し込む姿もあって、こういうサロン的な雰囲気になるといいなーと思っていた通りです。会場の広さがちょうどいいのかもしれない。
今日何度か指摘されたのは、「長野さんが説明してくれて絵の意味がよくわかった」という言葉。今回展示している手ぬぐいの原画は特に、隠れ数字とか絵文字等、ただ見ただけではわからない遊びを入れてあったりする。そういう解説を作品につけて行くつもりだったのに、間に合わなかったのでした。出来る範囲で追加しようとは思いますが、なるべく在廊し、直接解説するようにします。
予定通り7時にギャラリーが閉まり、千駄ヶ谷の駅近くでYTさんとTSさんと三人で一杯。ビールがやけにうまかったです!!お二人は僕が一年だけ勤めた事のある編集プロダクションでお世話になった先輩で、かれこれ30年くらい前からのおつきあい。久しぶりだったけど話は多岐に渡り、なんだか政治談義まで交わしてしまった。
結局本日来て頂いた延べ人数は30名弱くらい。暑い中、本当にありがとうございました。明日もオープンから夜までずっと在廊する予定です。
亮之介さん、「ハナタレ展」おめでとうございます。「放たれ」いいですね!
初日はお疲れさまでした。お昼を食べる暇もない盛況ぶり。絵や文字はもちろんのこと、お人柄に惹かれて皆さんが集まってくるのがわかりました。本当にサロンのようで、皆さんのお話をずっと聞いていたかったです。と言っても、かなり長居をしてしまい恥ずかしかったような‥。
亮之介さんの周りに欠かせないのは、人と緑だと思いました。
お忙しい中でのブログ更新、長文でさらにうれしいです。会期中にまたお邪魔できたらと思いっています。
SHINOさん、ゆっくり滞在してくれてありがとう。人がワイワイしている雰囲気が僕も好きです。もし気が向いたらまた来てくださいね。