絵師敬白
空を見上げることが多くなった。天にはじゅんこがいるから。刻一刻と変わる雲の表情や風のそよぎにメッセージを探す。
旧友の女将の企画で、じゅんこの誕生日の9月1日に還暦のお祝いと個展をするはずだった。迷ったけど、個展も集まりも予定通り実施することにした。タイトルは女将の旦那さんの提案。結婚前、24歳の時にじゅんこに贈った極私的豆絵本のフレーズにちなんでいる。照れくさい。
じゅんこが拾ってきた猫たちを筆頭に、僕は彼女のゆかりのものに囲まれて暮らしている。じゅんこを思う気持ちや、彼女が好きだったものを少々描いてみた。暑かった夏の終わりに、天の雲行きが気になる。
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