おはようございます。今日も雨ですね〜。描翳礼讃展4日目です。今日も開場の12時半から閉廊の19時(午後7時)までずっと在廊予定です。足下が悪いですが、お越しいただければ嬉しいです。
昨日は桃の節句でしたね。いつもなら手作りのおひな様など飾るんですが、今年はその余裕がありませんでした〜。残念。朝いつものように東京駅からメゾンドネコへ向かうと、手前の中央通りが東京マラソンのコース。ここがスタートから何キロ地点かわからないですが、9時のスタートからすでに3時間以上経っているので、ランナーはかなりへろへろ。小雨振る中、歩いてる人も多かった。マラソンを少しかじったものとしては興味津々ですが、それはともかく道が渡れないので地下道を通って行く事になりました。東京は地下鉄が多いから、コースの選択にはこうした迂回路の事も考慮に入れてるのかな。
雨のせいでしょうか、昨日来場者はちょっと少なかったんですが、こういうときは逆に一人一人の方とゆっくりお話しできるので、お一人の滞在時間が長くなります。お茶とお菓子をいただきながらまったりできて楽しい時間です。絵の話しだけでなく、長い付き合いの友人夫婦のなれそめなど聞けて新鮮でした。お母さんと小学5年生の女の子が来場されたのですが、実は同じ会場で一ヶ月後に開催される個展が目当てでした。一ヶ月早とちりしてきてしまったわけです。「でも猫が好きだから見せてください」と言って、ゆっくり見てくださいました。女の子は図画工作が大好きなようで、見せてくれた作品の画像はかなりのクォリティ。将来が楽しみです。こういう思いがけない出会いがあるのも楽しいですね。
見てくれた方からグッズ製作のヒントをいただく事もあります。今回展示している大伸ばしの「初蛙猫」の絵を見て、これを暖簾やトートバッグにして欲しいという声をいただきました。大きく伸ばしたプリントは、巾900ミリ(ロール紙を使うので長さはいくらでも)まで刷れる壁紙用の大型プリンターで刷っています。今回のプリントはフィルム状の用紙を使いましたが、もちろん壁紙や和紙、布にもプリントできます。会場で見ていただくと分かりますが、原画の数倍に引き延ばしても高精細に再現できてますよ。たまにプリントを原画かと勘違いされる方もいますが、小さい方が原画です。
会場には立体作品が2点あります。高さ1mほどの結構大きなハリボテの招き猫です。中にLEDライトが仕込んであり、行灯になっています。会場は明るいので行灯の明かりがあまりハッキリしませんが、お客さんが少ないときは了解の上で会場の電灯を消すこともしばしば。陰翳の中で見るとまた雰囲気がずいぶん違います。ちなみに、案内ハガキの写真に写っている猫行灯は当時制作途中だったもので、展示している立体(猫あんどん右招き)はだいぶ外見が変化しています。更にその後もう一体(猫あんどん左招き)を作って、つごう2体の猫行灯を展示しています。招き猫は上げている手によって、右招きはお金を、左は人を、呼ぶそうですよ。初日に冗談で右招き猫の足下にお椀を置いて五円玉を入れたら、いつの間にか少し増えてます。ご利益があるのかも(笑)。