猫翳礼讃展の見どころを写真で紹介します。ここでは、会場の右半分を紹介します。左半分は、「その1」(別の投稿)をご覧ください。
▼大伸ばし作品から、右のほうを見たところ。他の絵と比べると、その大きさがよくわかります。
▼もう一つのメイン作品は、大判作品の右に並ぶ5点の水彩画。みなさんおわかりのように、この個展のタイトルは谷崎潤一郎の『陰翳礼讃』をもじったものですが、この本から得たモチーフを膨らませて、谷崎の好む陰翳に富んだ暮らしのなかにいる猫を描きました。
▼右の隅にいるのが、iPadを抱えた猫。過去の作品などをスライドショーで流しています。
▼外光の入る窓の前に並ぶのが、読売新聞で連載を担当している映画評コラム「銀幕一刻」の諸作品。新聞の載った記事そのものも展示しています。
▼入口側に向かって、振り返ったところ。奥は会計コーナー。その手前にいるのが、行灯猫・左招き。そして入口側の壁が、地平線会議と月刊『望星』表紙絵のコーナー。
▼左招きは、人(客)を呼ぶと言われています。右招きより、やや小型の三毛猫。背中などが光ります。
▼左が、地平線会議コーナー。昨年秋に出版した384ページの単行本『風趣狩伝』の表紙を担当しました。その原画と、1985年から毎月担当してきた地平線通信の案内イラストを展示しています。右が、月刊『望星』のコーナー。毎月の表紙絵を担当しています。
▼メゾンドネコは、京橋駅から徒歩2分。オフィス街とは思えないような、細い路地に面しています。入口はこんな古い民家風の感じで、この階段を昇った2階が会場です。3月5日(火)までの5日間。ふだんは19時までですが、日曜日と最終日は17時で終了します。多くの方のご来場をお待ちしています。
(写真と文:丸山純)