三輪主彦さんの『ちょっとそこまで走り旅』、表紙を担当しました

地平線会議の初代代表世話人で、ジャーニーランの提唱者である鉄人・三輪主彦さんが、このほど『ちょっとそこまで走り旅』という著書を上梓されました。雑誌の連載をまとめたもので、地元の板橋歩きから都内の富士山登山、四国のお遍路、各地の峠越え、そしてエーゲ海やエジプトの遺跡巡りなど、まさに縦横無尽に走りまくってきた軌跡です。やっぱり観光文化研究所の所員だよねと思わせる教養(以下の目次を読めば、三輪さんの知識の広さと深さが一目瞭然ですね)、くすりと微苦笑させるユーモア、そして専門の地球科学者としての視点は、三輪さんならではのもの。もちろん、ガイドブックとしても楽しく読めます。

表紙のイラストは、長野亮之介。この絵をひと目見れば、この本のコンセプトがよくわかるでしょう。丸山が最後にDTPで入稿のお手伝いをし、これもひとつのもへじ堂としての作品となりました。出版社は創文企画、価格は1500円+税(1620円)です。

どうぞ、よろしく!

第1章 行きかう年もまた旅人か!
日光街道・草加宿から粕壁宿へ/熊野・大峰奥駈道を行く/ヤマト国・山の辺の道を三輪山へ/奄美・加計呂麻島に寅さんが…/トルコ・エーゲ海岸の遺跡巡り

第2章 体に良くない? ジャーニーラン
三島から箱根八里を箱根湯本まで/アラビア湾ムバラス島一周新記録/福山城から今治城100キロ遠足/九寨溝・黄龍のパンダの湖/世界遺産エジプト・クジラの谷を走る/板橋区下頭橋から王子音無橋へ

第3章 ぶらタモリ まねて作った 散歩コース
高尾山口から草戸山、朱雀路/鎌倉天園から金沢市民の森へ/井の頭公園から江戸川橋まで/隅田川・橋巡りランニング/上野不忍池から藍染川へび道へ/房総半島の最高峰愛宕山

第4章 山のあなたの峠越え
尿前の関から赤倉温泉、山刀伐峠/土合から歩くしかない国道291号線/旧中山道碓氷峠、鉄道跡に走る道/九州最南端佐多岬へは車道だけ!!/石動から越中加賀の峠越え

第5章 いにしえの 旅人想う 旧街道
南会津・沼田街道を尾瀬沼山峠へ/鳥沢から犬目・野田尻・上野原宿へ/東海道、土山宿から関宿、亀山宿へ/箱根函嶺洞門から浅間山、芦ノ湖へ/猿ヶ京から永井宿をへて三国峠/ハセツネ杯、大岳山から金比羅尾根を下る

第6章 自然を感じるジャーニーラン
ロブソン山から上高地徳沢園へ/伊豆七島神津島の天上山周遊/銀閣寺から大文字山、清水山へ/地質100選、天の橋立と与謝の海を一周/那智の滝から雲取越ランニング

第7章 かたじけなさに涙あふれる
聖地ウルル、かたじけなさに涙あふれる/石だたみの暗峠、これも国道308号線/第24番・室戸の最御崎寺への長い道/都内七富士、江古田富士から音羽富士へ/むかし走った街が消えていた

http://www.amazon.co.jp/ちょっとそこまで走り旅-三輪-主彦/dp/4864130736/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1450052410&sr=8-1&keywords=三輪主彦