天妄懐界旅絵日記展

火曜日だ〜。初日まであと３日。昨日８枚目が９割方できたので、半立体の制作物に取り掛かる。今更だけど。母から借りた古いアルバムを見ていると興味が尽きない。祖父母の新婚旅行の写真にヒントを得て、旅行中の猫を描く。なかなかオモロイ。太鼓の疲れも取れたので、今日はジョギング７キロ。結構暖かくて、滝のように汗をかく。個展の相棒のマルヤマさんと電話でいろいろやり取り。マルヤマさんも自分の仕事や非常勤講師を務める大学の授業の準備で忙しいのに、こちらの準備もやっていただき本当に足を向けては寝られない存在です。夜、昔お世話になったナカガワ先生の訃報を聞く。享年７７歳とか。絶対に死ななそうな頑強な方だったのに。息子のケヤキくんの声を２０年ぶりくらいに聞いて懐かしかった。

疲れは残っているけど、幸いお酒は残っていない。昨日の宴会の前に飲んだヘパリーゼが効いたんだろうか？こういうものを飲んだことがないので、比較対象ができないけど。今日は８枚目の絵を仕上げる…とキャンバスに向かうが、どうもしっくりこない。「昭和の銭湯」をイメージしてたけど、面白くない。ふと思いついて、沖縄の銭湯を描くことに。２０年くらい前はまだ沖縄本島にも複数の銭湯があったのだけど、今は県内で一軒しかないそうです（ウエブ情報／「銭湯奥の細道：沖縄の銭湯、風呂屋の歴史」参照）。中之湯というその銭湯はうるま市にあり、僕は何度も入っています。本土とはちょっと変わったレイアウトの銭湯で、いつも入り口に座ってニコニコしている湯屋のおばあが可愛かった。まだご健在だといいけど。疲れが残っているのでジョギングはパス。終日キャンバスの前でごちゃごちゃやっている。

昨日寝付きが悪かったけど、朝６時５０分起床。いつもなら早く目が覚めても二度寝して、８時半ごろに起きるんですが、今日は太鼓の舞台本番。朝の９時から会場に行き、ゲネプロ、そして直前の練習をしているうち、あっという間に開場時間。そして本番。まあ色々あったけど、またもあっという間に５０分の舞台が終わります。他団体の演奏を経てエンディングで合同演奏をして終了。撤収、搬出。そして打ち上げ。仲間のマンションのゲストルームを借り、今日録画したビデオを見ながらのあれやこれや。僕が自転車で帰宅したのは夜中の２時を過ぎてました。

今回展示する予定の最後の絵を描き始めた。今頃ですが、ようやく８枚目。構図が決まらないまま描き始め、描きながら考える。楽しい時間ではあるんだけど、何しろ時間が限られていて、不安もいっぱい。間に合うんだろうか。　　…などと思いながら、夕方５時から和太鼓の練習。西東京市の和太鼓グループ「田無卑弥鼓」に参加してかれこれ25年ほどになる。明日20日は年に一度の市民文化祭「和太鼓の部」の舞台発表の日なのです。５０分間で６曲、演奏メンバー１０名は、ほぼ全ての曲に出演するので体力勝負。うちのチームは演目ごとに太鼓のセッティングがかなり違うので、台や太鼓の出し入れが多く、自分の持ち場を覚えるのも大変だ。練習を終え、舞台下手（しもて）に太鼓などを置く。真っ暗な舞台を歩くのは不思議と身が引き締まる。明日は朝からゲネプロ、そして１３時から本番。あ〜〜、これが個展が終わってからだったらなー。これを読んでいる方で、もし興味があれば是非おいでください。西東京市のこもれびホールで１２時開場、１２時半開演。田無卑弥鼓の演奏は１３時２０分から１４時１０分です。もちろん入場無料。

　気がついたら、「天妄懐界」展まであと一週間！まだ展示する絵が制作途中です。今日は曇り空。時々小雨の中、お昼過ぎに７キロほどジョギング。いつも走る都立小金井公園ではあちこちで金木犀の匂いも香ってます。走ればたちどころにアイデアが降ってくる…わけは全然ないけど、机の前で煮詰まっているよりはマシ。走り始めた９月の後半頃はまだ暑くて、夕方５時ごろにならないと走れなかったのに、今はもう５時過ぎじゃ暗くなってきました。
走り終えるとご褒美にアイスクリームを食べるのが最初の頃のエサだったんですが、そろそろ寒くなってきた。今後のエサはどうしようと思案中。当初は５キロ走るのも息絶え絶えだったが、さすがに少しは楽になってきた。なのに、体重はちっとも減りませぬ。食欲の秋なのか、ご飯が美味しいので食べる量が変わらないからな〜。
　絵の話も少ししましょう。いつもは机に紙を置いて描くのですが、今回は、布製キャンパスに絵を描いてます。画材はアクリルなのでこれまでと変わらないんですが、キャンバスをイーゼルに立てて長めの筆で描くと、描く側の意識が随分変わります。画面との距離感なのかな。鉛筆での下書きもできないので、直接筆で書き始めるのですが、描きながらどんどん変わっていくのが面白い。もっと早くキャンバスを使えばよかったかも。