台風の日

明け方、激しい雨の音で目が覚めた。あわてて戸締まりをして二度寝。午前中はかなり激しい降りだったけど、午後になって急に陽が射したり、かと思うと日射しの中に雨が降って来たりとヘンな天気だ。台風18号は明日関東に上陸する見込みとか。そういえば一昨年の個展開催中にも台風の一日が有った。豪雨で電車も止まり、かろうじて動いていた地下鉄の荻窪駅から家まで歩いて帰ったなー。

午後、いわさきちひろ美術館長の松本猛さんが我が家を訪ねていらした。地平線会議仲間のシノさんの紹介で、松本さんから連絡があったのは7月頃だったかな。それから二ヶ月、どんな人かなーと楽しみにしていた。うちの最寄り駅に迎えに行くと、松本さんがいた。オシャレなTシャツ姿で、気さくな笑顔が印象的な方でした。うちで僕の描いたイラスト原画を見ながらいろいろお話する中で、一緒に絵本を作れればいいですねと言うノリに。松本さんはご両親とも長野県出身でご本人は東京育ち。僕も同じだ。中学生時代にうちの近所の公園にも良く来たことがあるそうだ。芸大卒後20代で世界初の絵本美術館「いわさきちひろ絵本美術館」を立ち上げ、世界中の絵本作家と知己を得ている松本さんは、その世界では国際的に知られている方なのだが、物腰が軟らかくて気さく。長野県内に共通の知り合いもいて、何だか昔から知っているような気がしました。今後どんな展開になるのかまだわからないけど、新たなつながりの予感がうれしい。松本さんは1時間半ほど滞在し、安曇野の本拠地に帰って行かれた。次にお会いできる機会が楽しみだ。

夜、ネコがちいさなヤモリを捕まえて来た。まだ生まれたばかりだろう。体長3センチくらいの可愛いサイズのヤモリだ。尾が途中で切れている。やはりトカゲと同じようにヤモリも尻尾を自分で切り離して窮地を逃れる生存戦略を持っているのだろう。こんなに小さいのにねえ。うちでは毎夏、ヤモリが窓ガラスに貼り付いて虫を獲る姿を見るのが楽しみなのだけど、今年はほとんど姿を見ない。ネコどもがやたら狩りをするせいだ。ネコが気を逸らした隙にベビーヤモリを救出したら、幸いまだ生きていた。ショックを受けたようで、手のひらに乗せても逃げようとしない。手足の吸盤(?)が手の皮膚に軽く吸い付いて気持ちいい。ネコどもに再捕獲されないように、庭のクワの木に逃がしてあげる。生き延びてくれればいいけどね。

つぶらなひとみ

つぶらなひとみ

 

 

カテゴリー: ソゾロ日記 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です