ソゾロアル記

いよいよ初日。昨日友人達の尽力でしっかりセッティングをしたのだけど、まだまだ準備不足があるので、オープン１時間前にギャラリーに到着。オーナーの娘さんのミワさんから、「いろいろ落ちちゃってるんですけどー」といきなり衝撃的なごあいさつ。なんと、昨日完璧と思っていた展示の一部が崩れてぐずぐずな状態でビックリ。つり下げたものなどが皆落ちてしまっている。何だか泥棒に荒らされたような状態。粘着性のスチレンボードの粘着力が思ったより弱かったみたい。オープンの時間まで１時間足らず。美的感覚を重視していろいろ考えてくれた友人オガタさんの仕事には申し訳なかったのだけど、ここは美観よりも機能重視で大慌てで直し、１１時のオープンにギリギリセーフでした。と言ってもオープンから１時間くらいは誰も来なかったので、実際は時間があったけどね。

展示している絵の解説などがまだ全然出来ていなかったので、キャプションを書いているうちにあっという間にお昼すぎ。午後２時頃から少し集中してお客さんが来訪。ショウウィンドウに飾ったネコの絵を見て入ってくる飛び込みのお客さんが何人か。「ネコ好きの人は、どんなネコでも好きなんですよ」とギャラリーオーナーのカトウさん。「犬好きは、犬種にこだわったり、自分の犬だけが好きという人が多く、ネコ好きはネコなら何でも好きと言うタイプが多いんですよね」というのは、カトウさんの見解だ。なるほどそう言われるとそんな気がして面白い。犬の方がより親密な関係を築ける分、許容範囲は狭くなるのでしょうか。ネコはマイペースだもんね。

そんなネコ好きの一人が、飛び込みで来てくれたアキコさん。笑顔の素敵なジャズピアニストで、とても熱心に見てくれました。読売新聞に連載している「銀幕一刻」の編集担当記者のサナエさんもネコ好き。今度カリカリ（ネコのドライフードのこと）をもってうちに遊びに来てくださいね。サナエさんと話が合っていた映画プロデューサーのフミヨさんはゆっくり滞在していろいろ話をしてくれました。新作を拝見するのは少し後になりそうだけど楽しみです。照明デザイナーのクロさんと奥方のカッちゃんは４年振りくらいに会ったけど、相変わらず美しいカッちゃんにビックリ。トモコさん、キョウコさん、レイちゃんの三人娘は高校の同窓生。カミサンの友人ですが、ゆっくり見ていってくれてよかった。

今回コスタリカをモチーフにした絵の原画を展示してますが、コスタリカエコツーリズムの際にお世話になったキドノさん。娘のヒロミちゃんのしっかりした人生計画はさすが親譲りかな。相変わらず国内外をバイクで走り回るライダー、モンガーちゃんも珍しくバイクでなく電車で来てくれました。同じく地平線仲間のオチアイ君、駒込名物チロリアンうまかったです。いつも来て下さるオカさん、案内ハガキの住所間違っていてごめんなさい。

閉場時間近くに、大学時代の友人ウチヤマが来場。同時間帯にきてくれた山仕事仲間のユーコちゃんと一緒に千駄ヶ谷経由で帰る。ウチヤマを誘って地平線会議報告会に途中から参加。島旅作家、河田真知子さんが迷える現状を赤裸々に語る語り口にかなりいろいろ考えさせられました。その後なんとなくゼンちゃん、ケンタ、タケダさん、ユミコさん、ウチヤマと１２時近くまで。年代もまちまちだけど、真智子さんの話を始め、話題は多岐に渡って刺激的。学生時代の熱気のある飲み会をふと思い出しました。面白い話題は、どんなうまい肴より美味です。

搬入日。マルヤマさん、アーチストオガタさん、カナちゃん、チアキちゃん、ツヨシ君、キコリオガタさん、カヨちゃん、ありがとう。お疲れさまでした。アーーーっ！写真一枚も撮ってないや。ごめん。搬入はいつもお引っ越しのよう。または大人の文化祭です。